1988-03-25 第112回国会 衆議院 外務委員会 第4号
ただ、市場の実勢を反映しない非現実的な価格帯ということでは緩衝在庫そのものが機能をしなくなるおそれが多うございますし、そういう立場を消費国側がとったわけでございますが、この点につきましては、最終的には生産国もよく理解いたしまして、その結果、新協定の価格帯は旧協定の終了時の価格帯をそのまま引き継ぐということになりました。
ただ、市場の実勢を反映しない非現実的な価格帯ということでは緩衝在庫そのものが機能をしなくなるおそれが多うございますし、そういう立場を消費国側がとったわけでございますが、この点につきましては、最終的には生産国もよく理解いたしまして、その結果、新協定の価格帯は旧協定の終了時の価格帯をそのまま引き継ぐということになりました。
○賀陽政府委員 ただいま御指摘の点でございますけれども、わが国といたしましては、緩衝在庫そのものの有用性というものはもちろんケース・バイ・ケースで認めていく立場でございます。ただ、御高承のように、消費国が義務的に緩衝在庫に金を出すというシステムは、これはいまだ現実のものになっておりません。すずの場合に任意拠出ということになったわけでございます。
何分にもこれがテストケースでございますし、後年度いろいろな負担が伴うという問題もございますし、緩衝在庫そのものにつきまして、拠出に伴います経済的な効果についてなおかつまだ若干の疑問が残っておりますし、それから何分拠出に伴う金額も大きいということで、いま検討をしているわけでございます。